ペルシャ絨毯とギャッベの違い

ギャべは、ペルシャ絨毯の一種と聞かれたことはありませんか?
一般的にペルシャ絨毯というのは、

の様なイメージの絨毯かと思いますが、
ギャッベとは似ても似つかぬ雰囲気ですよね・・

今回は、ペルシャ絨毯とギャッベの違いについて解説をしたいと思います。
本記事をご覧頂くと、きっと両社の違いがお分かりいただけるはずです。

それでは、以下のYouTube動画をご覧ください。

ペルシャ絨毯とギャッベの違いとは??

はい。いかがでしたか?
両者の違いがお分かりになられましたか?

【お願い!!】
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ペルシャ=イランと同義である為、イランで織られた絨毯であるギャッベもペルシャ絨毯のジャンルに入ることになります。

大きな違いと言えば、その用途と織りの密度にあります。
・ペルシャ絨毯(王宮向けにつくられた/織りが細かい)
・ギャッベ【イランのシラーズ地方の遊牧民(カシュガイやルリ族)が自家用として生産・消費していた/ 織りが粗い(ペルシャ絨毯比)】

また、動画の最後で話していたギャッベを織るカシュガイ族はペルシャ(イラン)というよりも、トルコをルーツに持つ民族です。
彼らがトルコに対して持つ想いというのは、日本人の我々が創造するより遥かに強いものがあります。

イラン、シラーズの代表的観光地であるエラムガーデン内で、
トルコ国旗を掲げるカシュガイ族のムハンマド氏

この様に、カシュガイ族がトルコにルーツを持つことから、味方によってはペルシャ絨毯というよりも、トルコ絨毯と呼んだ方が合点が行きそうですが(少なくとも私が知り合ったカシュガイの男性達はその方が喜びます)、政治的な部分に入っていきますので、ギャッベがペルシャ絨毯かトルコ絨毯かの考察は、この辺りにしておきたいと思います。

またいつかの機会にカシュガイ族について、詳しく紹介したいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました!