【2018.8.25投稿】イラン ギャッベの旅 7日目② 絨毯クリーニング工場

マフムード氏と私は、マフムード氏の兄ホセインさんと落ち合い、そのままホセインさんの車で郊外のクリーニング工場へ。

マフムード氏が入り口のドアを数回ノックするも、誰も出て来ず。
やっと開いたかと思い中に入ると・・
作業員、全員昼寝中・・😅
作業員はアフガニスタンの人が多いと言う。
人件費がイラン人と比べると安いそうだ。
中は、ギャッベの本で幾度も見たことのある光景だった。
今回の旅で、まさかこんなところにも来れるとは!!
通常ギャッベは織り上がった後、次の行程を踏む。
1、バシャバシャ洗う

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二、脱水し、日干しする。
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三、長い毛をカットする。

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四、最終的なバランスを整える。
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五、出荷
他にも、破れてしまった箇所の補修もこの工場で行われていた。
一連の流れを見学させて貰った後、ギャッベが大量に保管されている体育館の様な部屋へ。
私も扱うミニギャッベから、3メートル級の物まで膨大な量のギャッベがそこには保管されていた。

1枚1枚めくっていく。

いやぁ、どやつ(赤ギャッベ)もこやつ(青ギャッベ)も私を魅了する。
こりゃ、工場まるごとHow much?
やね😅
この工場、数千枚のギャッベが保管されているが、買う側の立場で絨毯屋を覗いた時にいつも思うことがある。
それは
・枚数が多すぎて選びきれないこと。
・積み上げられているので、1枚1枚の絵柄をしっかり確認出来ないこと。
「選択の科学 著者:シーナ・アイエンガー」という書籍にも記載があったが、人間は7つ以上の選択肢を同時に突き付けられると、思考停止してしまうらしい。
この辺りはテクノロジーとアイデアの勝負になってくると思う。
新しい絨毯の魅せ方を、既存の方法に囚われず模索していきたい!