店主について

自己紹介 

はじめまして。
私はギャッベ専門店TIANの代表を務めております、柏 雅弘と申します。

1979年12月31日(奇しくも、やぎ座のひつじ年)生まれ。
長崎県の佐世保市で10歳まで暮らし、それからは親の転勤で、福岡県の久留米市で学生時代を過ごしました。

幼い頃はサッカー少年、そして高校生(福大大濠です)からは友人の誘いがきっかけで音楽に夢中になり、ドラムを叩くようになりました。
大学は地元の福岡大学に通いましたが、授業そっちのけで毎日バンドやドラムの練習に明け暮れました。

大学を出た後は音楽で生活をしていく夢がありましたが、私が22歳のころ、私の叔父が博多でコールセンターの会社を立上げたこともあり、その叔父の会社の手伝いをする様になりました。

叔父の会社では、営業やコールセンターのマネジメント、ホームページ制作など様々な仕事を経験させて貰い、ビジネスの楽しさや厳しさを学びました。
特に20代の後半は急速に拡大していく会社の成長に追いついていく為、毎日、朝早くから夜中まで仕事だけをしていた様な気がいたします。

bosforas_istanbul_TURKEY

30歳を過ぎた頃、ふとしたきっかけでトルコへひとり旅をしました。
そして、そこから徐々にイスラム建築や周辺の国々に興味の対象が広がっていきました。

(写真:2012年10月、イスタンブールのボスフォラス海峡から見るモスク群と夕日。生涯忘れぬ光景です。)

そんな、中東やイスラム芸術等の本を読み漁っていた時期に、色鮮やかなギャッベや、シラーズという都市にある“ローズモスク”と出会いました。

siraz

「砂漠の国というイメージだったイランに、こんなにも色鮮やかな文化が存在していたなんて。」

この出会いから、私はペルシャ文化にすっかり魅了されました。
それから、私はイランやペルシャ文化に関する書籍を読み漁り、イランの歴史や現在の中東情勢におけるイランの果たしている役割を学びました。
また、イランの人々も日本人同様、ペルシャ書道や詩を愛しているということを知り、親近感を持ちました。

イランという国を体験してみたいと強く思うようになった私は、2014年初めてイランを旅しました。(もしご興味のある方は、旅日記をブログに記載ていますので、ご覧ください ⇒2014年 初めてのイランひとり旅 )

メディアなどで報道されるイラン=危ない国。
しかし、実際のイランの人々は温和で親切な人々が多い。

それまでの固定概念やニュース等で取り上げられる話題と、実際に自身が触れたイランとのギャップ。
このギャップこそが、私がイランに魅了された要因では無いかと考えています。

「イランに住み、生活をしてみたい。」
私は、2020年にイランで生活・ビジネスを開始すべく、2016年に、14年間務めた会社を退職しました。

その後は、海外でビジネスする上で避けて通れないであろう英語を学ぶ為、インドのニューデリーにある英語学校に通いました。(詳しくはブログをどうぞ ⇒2016年 インド英語留学)

2017年日本に帰国後、しばらくは日々の生活の糧を得る為、またも仕事に追われ、イランのビジネス立上げからは遠ざかっていきます。

そんな中、福岡の大川の家具屋さんと話をする機会がありました。

その方との話を通して、ギャッベの抱える課題(織り子さん不足による価格の高騰や、インドや中国産の安価な品が出回っていることがあること)を知りました。

中には、ギャッベの将来性に懐疑的な絨毯屋さんもおられる様ですが、わたしは、ギャッベは流行り廃りのある物ではないと思っています。
何故ならギャッベそれ自体がもつ、”人を魅了するもの”は、時が経っても不変のものであると考えるからです。

イランやペルシャ文化をこよなく愛するわたしは、イランへ直接出向き、自身の目でいいギャッベを選び抜き、数は少ないですが確かなギャッベをご紹介して参ります。

「ギャッベを通してイラン(ペルシャ)の文化を伝えることで、人生をほんの少しだけ豊かにするお手伝いをしたい。」

これが私がギャッベを扱う理由であり、こだわり続けたい事です。

以下のYoutube動画も是非ご覧ください。