トルコの首都であるアンカラへ移動する。
トルコ東の都市カルスまでは昨年春に辿ったルートと全く同じなのだが、今ひとつ心もとない。
金銭面で助けてくれた方に書いてもらった行き方メモと、ネットで調べながら進んで行く。
イスタンブールの中心地シルケジ駅からスグトゥル・チェシメ駅へ。
どこまでも深くエスカレーターで降りていくシルケジ駅の光景。
昨年の感覚が蘇ってくる。
そして、その駅の一階にある切符売場でアンカラ行きの切符を買おうとするも、「プル=今日は満員よ」と言われる。
これまで、幾多の国で都市間移動で列車やバスを使ってきたが、こんな普通の電車で満員なんて…
「トルコ人、どれだけ移動している？」と呟きつつ仕方が無いのでバスで移動すべくシルケジ駅へ戻る。
降車後に交通カードを読み取るもエラーとなる為、分かりそうな窓口を見つけて尋ねようとすると、そこに「切符売場」の文字が。
駄目元でアンカラ行きの電車、席が空いていないか聞いてみると、なんと空いていた。
先ほどの「プル=満席」は何だったのか…
やはり、大切なことは一度で諦めずに複数人に聞いてみるべきである。
朝9時に意気揚々とホテルを出たのだが、結局電車の発車時間は15時25分。
外国での移動はなかなか一筋縄ではいかないことを改めて実感した。
車内では、前に座る女性（恐らく）が手編みのマフラーを編んでいた。
こんなにも早く手作業する人に会えるとは‼
せっかくなのでこそっと後ろから写真を撮らせて貰うことにした。
そして、電車は20時過ぎにアンカラ駅へ到着。（約四時間）
エクスペディア（旅行予約サイト）で駅から徒歩30分の宿を予約し、歩いてとぼとぼホテル（3,500円/泊）へ向かう。
重い荷物を背負い駅からかなり歩いたが、宿の価格がイスタンブールほど高くはないことが救いだった。