【2018.8.25投稿】イラン ギャッベの旅 7日目 テヘランは絨毯王国

テヘランのバザールにいるというマフムード氏を探し、バザール内をさ迷う。

それにしても絨毯の量が半端ではない。
シラーズのバザールを絨毯パラダイスと表現したが、テヘランのバザールは、絨毯の王国という感じだ。
イランの絨毯産地から絨毯が集まり、ここから世界中に送られて行く。

バザール内を聞き周り、遂にマフムード氏のいるという店を発見!
マフムード氏。46才。テヘランの絨毯商。
半年ほど前にInstagramでメッセージを貰った事から、やり取りが始まる。

2008年のリーマンショックの煽りを受け、多くの絨毯屋が閉店を余儀無くされ、現在は
絨毯を日用品と物々交換し、その日用品を消費者に販売し金銭を得ているのだそう。
これから、南アフリカの顧客へ絨毯を出荷するそうだが、その前に一旦絨毯を洗いに専用の工場へ運ぶとのこと。

送るのは、見事な図柄のペルシャ絨毯、約15枚。

たくさんの絨毯が日の目を見るのを待っている。

イラン人は、平気で高価な絨毯でも土足で踏む。それほど絨毯の頑丈さを信頼しているのだろう。
この後案内して貰ったのは、撮影は不可だったが、地下のシェルターの様な部屋。
そこはギャッベの本格的なギャラリーが!
見たことの無いようなデザインのギャッベから、最新の物まであらゆるギャッベが取り揃っている、私にとっては天国の様な場所だった。
午後は、マフムード氏のお兄さんであるホセインさんが絨毯クリーニング工場を見学させてくれるということで、マフムード氏とテヘラン市内を走るバスに乗り、ホセインさんの待つ町まで向かった。