実はわたくし、イランからのトライバルラグの入荷において先日大失敗を犯してしまいました・・
実は本記事、絨毯屋として情けない、恥ずかしい、悔しいという気持ちや、評判を落としてしまう可能性も危惧したことから、「OPENにするのはよそうか・・」とも少し考えはしましたが、以下の3点を考慮し、包み隠さずお伝えすることを決意致しました。
1、失敗した情報をOPENすることでお客さんが失敗しない様になれば、絨毯屋としてとても意義のあることであろうという想い。
2、当店ラグ選びの基準を改めて定義し直す。
3、問題に前向きに取り組む事で、精神的なダメージを最小限に抑え前に進む。
普段は、以前から取引のあるイランの絨毯屋さんや東京の絨毯屋さんから仕入れをしている当店ギャッベ・ライフではありますが、
今回、Instagram経由でイランの別の絨毯屋さんからメッセージを頂き、送って貰った写真がとても良く、金額もイメージ通りであった為、8枚ほど取り寄せをしてみました。
イランからの便で、且つこのコロナ禍でもあるので1ヵ月ほど到着にかかるかな?と鼻を長くして待っていると、何とJUST 1週間で到着!
予期せぬスピーディな到着に、「見たい・敷きたい・触りたい!!」な状態にまで一気にテンションが上がってしまいました。
はやる気持ちをセーブしながら、いつもの様に”開封の儀”として開封風景を動画にしようとカメラをセッティングし、開封を開始しました。





1枚目を広げた瞬間から鈍くて”ぞわっ”としたものが後頭部から首筋あたりを抜けていきました。
目の前に広がっているのは、自分が脳内で描いていたイメージと全く異なる質感のラグだったからです。

いかがでしょう?上の写真。
とても雰囲気のあるヴィンテージなラグに見えませんか??
色むらも綺麗で、程よく使い込まれて来た風合いのラグに見えませんか?
これが寄るとビックリ・・
近くに寄れば寄るほど、落胆しガッカリしてしまうんです。
分かりやすく解説する為に、近くに寄ってみましょう。


表面の毛の長さが不均一で、ぼさぼさ・ぼふぼふっとした印象に見えませんか?



違いはご理解いただけましたか?それでは、もう少し写真を掲載いたしますので、ご覧ください。




そして、当店のレギュラーラグを改めて見てみましょう。







今回届いたラグが偽物とか粗悪な品か?と問われると、一概にそう言い切ることは難しいのですが、当店で扱いたいラグかどうかの判断基準「店主である私がワクワクするかどうか」で鑑みた場合、今回届いたラグは”近くで文様やモチーフを見た場合、全く心躍らない”為、当店では扱わないというジャッジを致しました。
これは、絨毯やラグに限らず、良いモノというのは、近くで見るほど素晴らしいということなのだと思います。
本記事の続きは後日執筆致しますが、概ねの概要としては先行してYouTubeに動画を投稿しておりますので、以下をご覧ください。
本ブログの記事では、YouTube投稿後の後日談や改めて撮影した画像も掲載しております。
後日、追加更新しますので、気になる方は改めてご訪問頂けると幸いです。
2020年8月24日